万代シティバスセンターのカレー
グローバル化が進む現代だからこそ、根強く愛され続けているのは地元の郷土料理。
ほっとする家庭料理、ならわしとしての食事、季節を感じる食材etc...
各国各地の文化をのぞいて下さい。
万代シティバスセンターのカレー
産地:新潟県
材料:カレールー、玉ねぎ、ニンジン、豚肉
投稿:新潟営業所 食品部員
新潟県民が愛する万代カレー
ご飯の量が多く普通盛りでも780g程ある
新潟県にはタレカツ丼・ぽっぽ焼・のっぺなど、ご当地グルメとして有名な料理が多くあるが、この「万代シティバスセンターのカレー」は新潟県民なら誰でも知っているといっても過言ではないほど有名なカレーである。
万代シティバスセンターとは新潟駅からほど近い郊外バスの発着場で、このバスセンターの構内にある「万代そば」という立ち食いそば屋で提供されているカレーが「万代シティバスセンターのカレー」だ。休日になると、このカレーを求めて長蛇の列ができるくらい人気があり、夕方には売り切れてしまうこともある。
このカレーの最大の特徴は黄色いカレールー。甘口のように見える色だが、独自にブレンドされたスパイスが効いているため甘いだけでなくピリッとくる辛さもある味だ。豚骨スープでニンジンと玉ねぎを煮込み、その煮汁・ルー・スパイスを混ぜて作っているため、そば屋が作ったとは思えないくらい野菜と肉の旨味が凝縮された本格的なカレーである。盛られるご飯の量がかなり多いのも話題になる理由の1つで、普通盛りが480円という安さながら約780gというボリュームがある。ちなみにミニサイズは380円で約460g、大盛サイズは550円で約1160gである。
お土産としてこのカレーの味を再現したレトルトカレーも販売されていて、年間10万個を販売しているメガヒット商品となっている。第11回新潟市土産品コンクールでも金賞を受賞している大人気のお土産品だ。「万代そば」ではもちろん、新潟県内のお土産ショップ・空港・道の駅などで販売されている他、東京にある新潟県のアンテナショップでも購入することができる。
ここまで「万代シティバスセンターのカレー」が有名になったのは全国放送のテレビ番組であるお笑い芸人が、このカレーを紹介したことで全国的に認知されるようになったからだが、それからは全国からカレーを求めて店舗に人が集まり、レトルトカレーも購入個数に制限がつくようになった。
なかなか再現するのが難しい味のカレーなので、新潟に行く機会があった際はぜひ万代シティバスセンターに立ち寄ってみてほしい。また今すぐに食べたい人はアンテナショップで購入してみてはいかがだろうか。
立ち食い蕎麦屋なので当然カレーも立ち食い
購入制限がかかるほど人気のレトルトカレーはこの蕎麦屋でも購入できる
レトルトカレー(220g)はアンテナショップでも手に入る