フォカッチャ

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TRADITIONAL FOOD MANIA

グローバル化が進む現代だからこそ、根強く愛され続けているのは地元の郷土料理。
ほっとする家庭料理、ならわしとしての食事、季節を感じる食材etc...
各国各地の文化をのぞいて下さい。

フォカッチャ

産地:イタリア ジェノバ地方
材料:小麦粉、塩、オリーブオイル、ドライイースト、水
投稿:アムステルダム駐在員

フォカッチャ

パンの街アルタムーラは様々な味のフォカッチャが並ぶ

イタリア南東部プーリア地方に、アルタムーラというパンの街がある。「パンの街」と呼ばれる所以は人口約7万人の小さな街に200件以上のパン屋があるため。 個性豊かなパン屋の看板が連なる中、アルタムーラには中世から受け継がれた製法で作られたフォカッチャが店頭に並んでいる。

フォカッチャの発祥はイタリア北部ジェノバ地方。オーブンがない時代に熱した灰に入れて焼いていたことから、「炉端で焼く」という意味でフォカッチャと呼ばれている。フォカッチャには何も手を加えないプレーンなものの他に、ローズマリーを混ぜたものや砂糖をまぶした甘いものもある。イタリアではフォカッチャは炭酸と非常に相性がよいとされ、 ビールや炭酸ジュースと一緒に食されることが多い。

フォカッチャを作るには強力粉、塩、オリーブオイル、ドライイースト、水を混ぜて発酵させる。そしてオイルをひいた鉄板に生地を流し、200℃で10分~15分焼くという非常にシンプルなレシピである。

非常に似ているピザとフォカッチャだが、違いはドライイーストの使用量にある。使用量が少ないピザは「パン生地が薄い」「平ら」「曲げやすいパン耳になる」という特徴をもつ。反対にフォカッチャはドライイーストの使用量が多いため、パン生地が厚くなる。加えたドライイーストはパン耳を固めるために作用し、生地にオリーブオイルを多く吸収する容量を与える。 つまり、ピザとフォカッチャの主な違いは「生地の厚さ(高さ)」である。

そんなイタリア伝統のフォカッチャは日本でも広く認知されている。パン屋でも目にすることが多く、フォカッチャ専門店まで登場している。是非とも様々なフォカッチャを味わってみたい。

中世と同じ製法でパンを製造している様子

パンを製造している様子

アルタムーラには個性豊かなパン屋の看板が目立つ

アルタムーラには個性豊かなパン屋

アルタムーラ伝統のパン
DOP認証されている

アルタムーラ伝統のパン
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