EU GI チーズフェスティバル レポート
EU GI チーズフェスティバル レポート
9月28日(土)に新宿NSビルにて「EU GIチーズフェスティバル」が開催されました。
このイベントは日EU経済連携協定(EPA)に基づき、日本で今後保護されるEUのGIチーズ産品に関する紹介、普及・啓発が目的で今回初めて開催されました。
地理的表示とは、農林水産物・食品などの名称で、その名称から産地や品質などの特性が当該産地と結びついているということがわかる名称の表示です。
日本で保護されるEUのGIチーズは全部で26品あります。
EUではこれらのチーズは産地や製法が決められており、他の地域で作られたものや、本来の産地で作られたものであっても品質基準を満たないものはその名称を使用することができず、不正使用は法律で取り締まられています。
日・EU経済連携協定により日本でもこれからGI産品が保護されることになります。
会場内に設置しているパネルではGI産品の名称についての詳しいルールが記載されていました。このイベントでGI保護制度を初めて知った方も多いかと思います。
特設ステージではオープニングセレモニーから始まり、農林水産省のステージではGI保護制度について詳しい説明がありました。その他にもアジアーゴ、グラナパダーノ、コンテ、フェタの歴史や製法、特徴を説明するステージが開催されました。各チーズ協会や大使館の方の熱く語る姿を見て、GIチーズを誇りに思う気持ちが伝わったお客さまも多くいらっしゃったと思います。
また試食コーナーでは1日で6ヵ国12種類のGIチーズを試食提供いたしましたが、ここで初めて口にしたGIチーズもあったのではないでしょうか。会場ではチーズとお酒のマリアージュを紹介するお酒の販売コーナーもあり、マリアージュを楽しんでいたお客様も多くいらっしゃいました。
販売コーナーでは全22種類のGIチーズを販売いたしました。試食して気に入ったチーズを購入されるお客様や積極的に質問してくださるお客様が多く、GI保護制度やGIチーズへの関心の高さを感じました。
初めての開催ではありましたが、多くのお客様にGIチーズをご紹介できたイベントでした。ご来場いただいた皆様がGI制度やGIチーズについてさらに興味を持っていただけましたら幸いでございます。