酪農資材・設備

元々、施設（パーラー）を作った時にも搾乳ブラシを使っていましたが、洗浄する際に殺菌剤を使うこともあって、機械自体が腐食してしまい、機械トラブルが年を追うごとに多くなっていました。前に使っていたブラシは電気スイッチ式だったのですが、野澤組取扱の新型ブラシはエアスイッチ式で、殺菌剤ではなく、乳酸を使って乳頭を洗うということで試してみようかと思い導入しました。

乳房炎は酪農を営む上で、個人的には職業病だと思っているので、ゼロにするのは難しいと思います。
その中でいかに乳房炎の発症リスクを下げていくのか、牛床の掃除であったり、餌であったり、牛を取り巻く環境が影響したりしますが、搾乳作業のリスクが一番大きいと思っているので、搾乳作業時に乳頭ブラシをトラブル無く、使えるのが一番のメリットだと思っています。

手で拭かなくていいので、手が疲れないというのと、水分取るのもブラシ一本でできるので楽です。
片手でも作業ができるので女の人でも簡単に作業ができる部分がいいですね。

元々はホルスタインの素牛を導入して肥育することがメインだったのですが、3年ぐらい前から仔牛を導入して育成するようになりました。
当時は大きなバケツに入れて手作業でミルクを作っていましたが、現場の労力を減らしたかったのと、温度管理ができて仔牛に負担をかけないミルクを与えたいと思い導入を決めました。

一定の温度で保温できるのでミルクを作り置きできるのが一番大きいですね。寒い冬でも暖かいミルクを用意できるのはありがたいです。休憩前にミルクを作り、休憩から上がった後にからすぐに作業が行えるので、それだけで15分～20分ぐらい時間短縮になりました。

人の手で混ぜるのとは比較にならないくらいミルクが綺麗に混ざりますね。導入前は何もかも手作業でバケツに入れるのも目分量だったので一頭、一頭正確な量で給餌できるところがいいですね。